1936年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。1991年より京都造形芸術大学教授。1960年代からメディアやジャンルの境界を横断して、デザイン、イラストレーションといった商業美術の枠に留まらず、アニメーション、実験映画そして絵画、彫刻作品まで幅広く手掛け、現代の可変的なアーティスト像の先駆者として世界中の若いアーティストたちに大きな影響を与えている。特に、アンディ・ウォーホルとの出会いに触発され、現在に至るまで「編集」というデザインの方法論を用いながら、「アートとデザイン」、「アートと商品」、「日常と美の関係」といった今日の現代美術が抱える主要な問題に対して実験的な挑戦を試み続けている。近年の主要な展覧会としては、個展「No More War」(Schinkel Pavillon、ベルリン)、個展「KILLER JOE'S (1965-1975)」(Fondation Speerstra、スイス)、グループ展「Ausweitung der Kampfzone: Die Sammlung 1968-2000」(ベルリン新国立美術館、2013)の他、2015年にアメリカのWalker Art Center、Dallas Museum of Art、Philadelphia Museum of Artを巡回するポップアートの大回顧展“International Pop”展にも出展が予定されているなど、国際的な評価が高まっている。