Janek Simon "A Man with Three Hands and Other Works"
Aneta Grzeszykowska"Skinformers"

開催期間 : 3/17(日)~4/14(日)
営業時間 : 12:00~19:00
休廊 : 月曜日、3/20(水)
PREVIEW : 3/16(土) 12:00~19:00
OPENING PARTY : 3/17(日) 17:00~20:00
OPENING PARTY・TALK EVENT 詳細
PRODUCED BY WATOWA GALLERY × RASTER GALLERY
SPECIAL SUPPORT BY COURTYARD HIROO GAROU

コートヤードHIROOガロウでは、東京のWATOWA GALLERY、ポーランドのRASTER GALLERYの共同企画展としてポーランドからヤネック・シモンとアネタ・グジェシコフスカの2名を迎えた展示を開催いたします。作家2名は実際に来日し、ガロウでの在廊も予定しています。
ぜひこの機会にご高覧くださいませ。


ポーランドから見る今

WATOWA GALLERY(東京) と、RASTER GALLERY (ポーランド) はコートヤードHIROOとのスペシャルサポートにより、ポーランドを代表するアーティスト2名ヤネック・シモンとアネタ・グジェシコフスカの来日展を開催することになりました。
ヤニックは日本で初の展示となります。ヤニックは1980年代のポーランドに育ち、政治に対するアナーキズムと、分類される社会に対して疑問をもち、高度テクノロジーによって生成される、どこにでも当てはまりどこにでも当てはまらない民族彫刻を作成しています。
アネタは、横浜トリエンナーレでも同時期に招待されているアーティストで、今回展示する「ビューティマスク」では、その名の通り化粧マスクに覆われた女性の写真を展示します。高度な美容治療の暴力的な性質は、極端な性行為、格闘技、犯罪者変装などとの関連しフェミニズムに訴えた作品となります。

ポーランドというドイツやロシアとの間に位置し、双方の長い戦争の歴史からも、文化の破壊と再構築は他国に比べて多かったことも日本ではなかなか知ることもありません。今回のエキシビションがポーランドとの国際交流を更に深め、さらには二人のアーティストの作品や活動が皆さんの生活や社会にとって何かしらの気付きとなることを願っています。

WATOWA GALLERY 代表 小松隆宏




Janek Simon
Janek Simon (born 1977) draws inspiration from scientific the-ories and models as well as disciplines like geography or eco-nomics, whose functions and specifics are subject to constant civilization changes. Simon's objects often take the form of visualizations based on mathematical formulas and statistical data. At the same time, the experimental and anarchical dimensions of his works articulate a clash between scientific theories and the reality of everyday life, sociological phenomena, and politics.

Simon は、科学理論や科学モデル、そして、文明の絶え間ない変化に従ってその機能と特性が左右される地理学や経済学といった分野からインスピレーションを得ている。Simon の作品の多くは、数学の公式や統計データをもとにした視覚化という形をとっている。同時に、その作品の実験的かつアナーキーな面は、科学理論と日常生活の現実の間や、社会学的現象と政治の間に起こる衝突を明確に表している。


Meta Folklore v0.3.7.1 2023 / 3-d print, pla polymer / 75 × 21 × 13 cm


Synthetic Folklore v0.3.5.0 2020 / mosaic, acrylic glass / 125.5 × 90.5 cm


Aneta Grzeszykowska
The primary medium in which Aneta Grzeszykowska works is photography. However, she treats it instrumen-tally, as a tool for the realization of advanced, artistic and ontological exercises. The artist is interested in the role photography plays in creating and documenting a personal identity.Therefore, in her film projects or doll sculptures, the human figure acquires the shape and aura of a marionette.

Grzeszykowska が主なる媒体として用いているものは、写真である。しかし、彼女はそれを、高度かつアーティスティックで存在論的な試みを実現させる道具となる機械として扱っている。彼女は、個人のアイデンティティの生成と記録における写真の役割に興味を抱いている。それゆえに、彼女の映像プロジェクトや人形のスカルプチャーでは、人物はあやつり人形のような形と雰囲気を持つ。


Selfie #07 2014 / pigment ink on cotton paper / 27 × 36 cm / ed. 2/3 + 1AP


Negative Make-Up (Pink) 2016 / pigment ink on cotton paper / [2x] 100 × 70 cm / ed. 3/3 + 1 A.P.

WATOWA GALLERY
https://watowagallery.com/

RASTER GALLERY
http://en.rastergallery.com/