COURTYARD HIROO
2026
2.1
3.14

池田杏莉 / ネルソンホー「手にした灰色の土に、花を」“The Weight of Earth and the Tenderness of Flowers”

コートヤードHIROOでは池田杏莉、ネルソンホーによるアーティスト・イン・レジデンスでの公開制作及び成果展を行います。前半の公開制作では日々スタジオの様子が変わりゆく様をご覧いただけます。成果展と合わせぜひお越しくださいませ。 
 
今回のレジデンシーは、「手にした灰色の土に、花を」をテーマに、絵画と彫刻、平面と立体という異なる表現を行き来しながら、周りの世界を体験し、理解することから始まりました。  
このレジデンシーに先駆け、ネルソン・ホーと池田杏莉は、能登半島にてリサーチを行いました。自然災害の少ないマレーシアと、地震によって形づくられてきた日本。それぞれの環境から生まれた視点の交差を通して、儚さと強さ、傷と希望、そして自然の力と人間のつながりについて観察し、試行錯誤したいと考えています。 
 

池田杏莉 
1997 年 福岡県飯塚市生まれ。現在、千葉県松戸市/石川県輪島市を拠点に活動。「それぞれのかたりて」をテーマに、自身の幼少期に経験した難病による身体を失う記憶と対峙することを起点に、「喪失した日々との対話の先にあるものは何か。」という問いから、自身や人々に使い古された物や皮膚の型を通して「喪失の記憶」と向き合う作品を制作している。自身の身体の痕跡を原点に、他者との対話を重ねながら「それぞれの喪失」を語る場をインスタレーションにして問いかける。 

ネルソン・ホー 
マレーシア出身、2022年に多摩美術大学美術の日本画専攻を卒業。岩絵具を「人類と自然との原初的なつながり」と捉え、古代の壁画がメッセージや事件を後世に伝えたように、現代社会の諸問題を記録する媒体として用いている。主にメンタルヘルスやLGBTQ+への差別といったテーマを扱い、岩絵具という伝統的な素材を通して現代の対話を試みる。表現は絵画に留まらず、コンセプトに応じて刺繍、陶芸、映像、音声などを組み合わせたインスタレーションを展開。観客を絵画の世界へより深く没入させる空間構成を目指している。 

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